花、空を想ふ~道草をくらう友の会


むぎ                   人生の道草をくおう。              モノ作り、道草、恋のお話。
by mugi-yumicos
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ネムレナイ夜

眠れない夜、彼を想い出す。

出逢ったばかりの三年くらい前、仕事が終わると毎夜電話が掛かってきた。
『お疲れ~』と何気なく彼やみんなと別れ、お家に着いて一息つくと必ず彼から電話。
夜中でも朝方でも。子守唄のように。

私には、この電話の意味が解らなかった。
そして彼を傷つけた。


桜の季節、彼を想い出す。

二年くらい前、満開の夜桜の下で何度も何度もキスをした。
彼は何度も私の頭をなでた。『好きだけど付き合えない』と言いながら。

私には、この仕事に集中したい男心が解らなかった。
そして彼を傷つけた。


具合の悪い夜、彼を想い出す。

一年前の付き合う直前、彼はたまたま仕事場の人から私が熱を出しているコトを聞いて、何も言わずに駆けつけてくれた。具合の悪い日はいつもそうだった。

それでも私は素直になれなかった。
そして彼を傷つけた。


月の綺麗な夜、彼を想い出す。

付き合ってすぐに、東京と南の島に離れ離れになった私達は、毎日電話をした。
『外に出てみて?今同じ月を見ているんだよ』
淋しがる私に、何度もそう言った彼。

それでも私は淋しがった。
そして彼を傷つけた。


毎日毎日、彼を想い出す。

もう傷つけたくない。
ただ、二人で一緒に笑っていたいんだ。


なんだか熱っぽい。
明日、仕事前に生地屋さんへ行こうかな。
元気になれるかも。
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by mugi-yumicos | 2005-08-09 21:33 | 恋のお話
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