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花、空を想ふ~道草をくらう友の会


むぎ                   人生の道草をくおう。              モノ作り、道草、恋のお話。
by mugi-yumicos
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テレビの力

またしても連投ですが・・・。

昨日『泣きながら生きて』を途中から観ました。

ひっさしぶりに早い時間にホテルに着いて、灯の少ない部屋を明るくするために点けたテレビ。
観ようともせずに、i-podを再生させ音楽で自分を取り戻そうとしていた。
もちろん、テレビの音量はゼロに近しい。

カレと電話をする約束をしていたので、少ししてお風呂に入りドライヤーで髪の毛を乾かし、ふぅっとため息をついてやっと、私はテレビに目を向けた。

13年間、会えなかった夫婦。
医者を目指す娘のために、細々と暮らす夫婦。
お互いに様々な思いがあったと思う。
会えるまでの奥さんの笑顔。旦那さんの笑顔。
最後、別れる時の二人の表情。不器用な別れ。
本当に涙が止まらなかった。自分のコトのように、胸が引きちぎれるかと思った。

空港で奥さんが『あの人を疑っていたこともある』と言った時、なんだか真の強さを感じた。

私もカレを疑っていた時がある。
しかもそれを口にしてしまっていた。
そこからは何も生まれず、お互いに信頼が薄れていくだけだった。

けれど奥さんは旦那さんを信じていた。
異国の地でたった一人働く旦那さんを信じて信じて、愛して生きてきたのだと思う。

一緒にいられないと意味がない。
そう思う私もいるけれど、昨日の夫婦はお互いに支え合い心を寄せ合って生きてきたのだなと思うと、本当に涙がいっぱい出た。
時間が作りあげた夫婦の絆を痛いほど感じた。

私もいつかお互いを心から思いやり、しっかりと結ばれた相手に出逢いたい。

いつか機会があったら、みなさまも是非観て下さい。

昨日、途中からでも観られてよかった。
久し振りにテレビの力を感じました。

いや〜、なんといっても編集がよかった。
二人が会うまでの時間と、会った時に変に感動を求める演出がないのと、別れた後の余韻が心に染みてきた。これは本当にディレクターと編集マンの腕だと思うな〜。
つい一人で『憎い編集だね〜』と言ってまた泣いてしまった。
by mugi-yumicos | 2006-11-04 13:52 | 道草
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